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ジーン・ワルツ [本。]

現代日本の産科が抱える問題、患者の悩みがたくさん詰まった小説。

妊娠から出産に至るまでの医学的な内容も「減数分裂」の段階から、主人公が学生に行う講義というかたちで描かれており、勉強にもなります。

老若男女問わず皆さんに読んで、そして、考えてもらえたらと思う内容でした。


ジーン・ワルツ

ジーン・ワルツ

  • 作者: 海堂 尊
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2008/03
  • メディア: 単行本



大学病院。 [日常。]

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2度続いた流産。
一人も無事に産んであげられていないこと。

今、詳しい検査を受けるため通院しています。

不育症の検査では、何項目か引っかかりました。
しかしながら、積極的な治療が必要なほどではないとのことで、来月の再検査までの間に妊娠しても構わないと医師には言われています。


「大学病院の医師」だからなのか。
担当医に対して思うところは多々あります。

けれど今は、「治療のため」と割り切って付きあっています。

あーちゃんは男の子でした。 [第3子:あーちゃん。]

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2月25日木曜日。
病院へ4度目の検診、最初に行った個人病院を含めると5度目の検診に出掛けました。
心拍が確認できなくなっていました。

翌26日、大学病院へ行きました。
やはり、心拍は確認できませんでした。

土日は家で過ごし、月曜再度大学病院へ、入院。

翌日の3月2日火曜日11時50分、あーちゃんを出産しました。


転院した理由は、通っていた病院では赤ちゃんの染色体検査ができなかったから。

2度続いた流産。
原因をはっきりさせたかった。
たとえ原因がわからなくても、子供の性別だけでも知りたかった。


あーちゃんは、染色体異常でした。
普通なら2本ずつ対で46本であるはずの染色体が3本ずつ69本。
ちょっとあげすぎたみたいです。

いくら、あなたたちのせいではない、と言われてもやっぱり考えてしまいます。


男の子だったあーちゃん。
イメージは星。
カラーは空色。

彼もまた、大切な愛しい我が子です。

わかりあえる存在。 [日常。]

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4月、ブログを通じて知り合った天使ママさんと会いました。

きっかけは彼女が「侑和くん・おといもちゃん・あーちゃんに」と送ってくれた素敵なすてきなプレゼント。
嬉しくて、嬉しすぎて、いつものメールじゃなく手紙を書きました。
でも、投函後すぐ、カナダ在住の彼女が一時帰国中のこの機会を逃したら多分一生会えないだろうなと思い直し、思い切ってお茶に誘ってみることに。


最近夫がよく言うこと。
「もう、厚かましく生きよう!」
自分のしたいようにして(ただのわがままってことじゃなく、自分が良いと思ったことをして)、それで嫌われたんならしょうがない。
いろいろ気を揉んでばかりいて何にもしないよりずっといい、人生いつどうなるか分かんないんだし、って。
昔からそんなふうな人だったけれど、子供のことがあってから余計そんなふうに考えるようになったんだと思います。

そんな夫に背中を押されて、思い切って彼女に電話してみました。 

彼女の実家に電話をかけるまではどきどきして、中学生が好きな人のうちに初めて電話をかけるときみたいに番号をダイヤルしては最後の通話ボタンが押せなかったり(いまどきそんな中学生いないか。)したけれど、電話の相手はとっても気さくで間髪をいれず「会おう会おう♪」と言ってくれて、もうそれだけで大満足。

当日はお互い夫婦揃って会いました。
子供のこと、夫婦のこと、過去のこと、現在のこと、これからのこと。
泣きながら、笑いながら、たくさん話しました。
けれど、全然話し足りませんでした。
普段誰にも話すことのできない想いを打ち明けあうことができ、とっても有意義な時間が過ごせました。

何度かメールでやり取りしてて、素敵な夫婦なんだろうなーとは思っていたけれど、実際会ってみると、性格ばかりか容姿までかなりのハンサム夫婦!
お互いを想いあって、支えあって、ほんとに素敵なカップルでした。

素敵な時間をありがとね、りうちゃん



他の人には傷の舐めあいと映るかもしれない。
けれど、わかりあえる人がいる。
心の奥の深いところまで話せる相手がいるということは、話すことができるということは、私たちにとって、前に進むためのとても大切な、必要なことなのです。

気づけば5月最終日。 [日常。]

侑和の2回目のお誕生日と三回忌が過ぎました。

またぼちぼちブログを書いてみようかな、と思います。

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スキー場のリフト上。 [日常。]

「かわいいなあ。私も一緒に滑りたいなあ。」

子供にスキーを教える親子を見下ろしながら呟いた私に

「出来るよ!」

即答してくれた隣の彼女。


なんだかとっても元気が湧いた。

スーパーの駐車場。 [日常。]

カートをカート置き場以外のところに放り出し車に乗り込む妊婦さん。

子供に対しておよそ教育のためとは思えない暴言を吐くお母さん。

駐車スペース以外に車を停め、平気な顔の大家族。


あの人たちにあって私に足りないものって、一体何なんだろう。

幸せな無知。 [長男:侑和について]

昨日、長男の3回忌の法要をお願いするためお寺に電話しました。
電話を切った後、なぜだか途端に苦しくなり、落ち着かなくなりました。


私たち、前世でものすごい悪人だったのかなあ。
縁切寺の手入れの行き届いたお庭を眺めながら夫と話をしました。


涙の数だけ強くなれる、とか。
そんなの嘘。
人は涙の数だけ怖いものが増え、臆病になる。

哀しみを知ったぶん他人の気持ちがわかるようになる、とか。
そんなのわからないままでいいから。
だから。


知りたくなかった。
ずっと知らないままでいたかった。


2年前いちばん待ち望んでいた季節と
望むとか望まないとかそんなこと思いも寄らなかった日が
もうすぐやってきます。

絶つ。 [日常。]

3月のある晴れた日、縁切寺へ行ってきました。

思いがけず、市原悦子さんの声が聴けました。

縁切寺満徳寺 
http://www8.wind.ne.jp/mantokuji/index.html


全ての人が
この世で一番かなしいこととすっぱり縁が切れますように。

no rain,no rainbow. [日常。]

こんにちは。
久しぶりの更新です。

ご心配おかけして申し訳ありません。
おかげさまで私は、身体は元気にしております。


>いちごっこさま
はじめまして。ご訪問ありがとうございます。
ご自身の経験を話して下さりありがとうございます。
私よりもずっとずっと怖い思い、私などが計り知れない苦しみの中、
その日その日を精一杯歩んでこられたのだろうと
涙を浮かべながら何度も何度も読ませて頂きました。
希望を持ち、自分のペースで頑張ろうと思えました。
このままやめることも考えたブログですが、
いちごっこさんが下さったコメントから私が感じたことを私も他の誰かに伝えられるように、
このブログを誰かの歩きだすきっかけとなるようなものにしたいと思いました。
前に踏み出す勇気を下さってありがとうございます。

侑和の写真も見て下さったとのこと、かわいいと言って頂けてとても嬉しいです。
私の自慢の息子です。

後悔・・・
私も侑和の産声をビデオに残しておけばよかったと思うことがあります。
母乳をあげればよかった。もっと早くNICUに行けばよかった。
もっともっと強く抱きしめればよかった。。。
想うことは尽きないですね。
それは、愛しているから、ですよね。

いちごっこさんのかわいい天使たちは
いちごっこさんにたくさんたくさん愛されてとても嬉しく幸せに感じていると思います。

いちごっこさんのかわいいかわいい天使たちが毎日を笑顔で暮らしていますように。
いちごっこさんの生きているお子さんたちがこれからも健康でありますように。
いちごっこさんご夫妻よりもずっとずっと長生きしますように。
いちごっこさんご家族の未来が光り輝く笑顔で溢れますように。
心からお祈りしております。


>あわてんぼうままさま
>のんきママさま
>斗夢さま
>まみなんさま
>jun-arさま
>gyaroさま
あたたかいコメントありがとうございました。
ご返事が大変遅れて申し訳ありません。
皆さまのお心遣い、今回だけでなくいつもとても嬉しく思っております。
感謝の気持ちでいっぱいです。
本来であればお一人お一人にコメントをお返しして、
ブログにもご訪問させて頂かなければいけないところなのですが、
まだ、もう少し、時間を頂ければと思います。
まとめてのご返事になりましたこと、お許し下さい。


ずっと更新する元気がなく、もうこのままやめてしまおうかと思っていました。
でも、もうしばらく続けてみようと思います。
最後は哀しみに暮れる誰かの前を向くきっかけとなれるような記事でしめくくりたいです。

更新頻度は今までより低くなるかもしれませんが、
笑顔でブログをやめれる日がくるまで、
宜しければこれからもお付き合いの程、どうぞよろしくお願い致します。

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