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第4子がきてくれたときのこと。 [第4子:ぼんちゃん。]

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おといもちゃんのときもあーちゃんのときも、喜んだら居なくなってしまった。
だから、今回は喜ばないように喜ばないように、気づいてないふりをして過ごしました。
病院にも暫く行きませんでした。
行って、胎嚢を確認して、それだけで喜んでしまうことが、不安な気持ちになることが怖かったから。

胎児ネームをつけるのも躊躇いました。
名前なんかつけるから、お別れのとき余計悲しくなるのかな、って。
別れの日が来ることばかり考えて、そのとき深く落ち込まなくてすむようにと今までのようにおなかの子に話しかけることもしませんでした。

でも、初診に行った次の日、
「もう居るんだから、話しかけよう」
夫が言いました。

そうだよね、もう、居てくれるんだよね。
心臓も動いてたもんね、無視しちゃかわいそうだよね、せっかく来てくれたのに。

一緒にいられる時間が短いのなら尚更、一緒に過ごせる今を大切にしなくちゃ。
それが一番後悔しない気がする。
そうしないと、絶対後悔する。

夫の一言で、そんなふうに考えられるようになりました。

そしてその日のうちに胎児ネームは「ぼん」に。


いつもどこかでぼんが居なくなる日が来ることを考えています。
今までなら、そんな想像しちゃだめだって自分を叱っていましたが、夫も私もそれはもうできません。
喜んでしまうこと、明るい未来を想像しすぎてしまうことの方を恐れています。
けれど、そんな中でもできるだけぼんを愛そう、大切にしようと、その想いだけは強く持っています。
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コメント 3

gpa7600

事故で子を失うことも、20近くまで元気だった子を病気で亡くすことも、残念ながら少なくはありません。あなた方のように、いつまでも存在するのが当たり前だと思わない考え方を素敵だと思います。今日のポストに教えられました。肝に銘じさせていただきます。
by gpa7600 (2010-10-10 21:59) 

のんきママ

いつからか、自分はタイムマシンがあっても絶対未来に行きたいと思わない、と思うようになりました。その時、自分が不幸だったり、あるいは自分の存在自体がなかったら、と思うと怖くてみれないです。
先のことはわからないから、なんとなく希望が持てるから、今を楽しく生きていけるなんて思ってます。 ぼんちゃん、パパとママが話しかけてくれるのを喜んでいると思います。
by のんきママ (2010-10-10 22:51) 

yuwamama

>gpa7600さま
こんにちは。
コメントありがとうございます。
私の記事で何かを感じて下さったのならとても嬉しいです。

>のんきママさま
そうですね、今未来に闇しかないことが分かってしまうと、生きていけないでしょうね。
もしかしたら光があるかもしれないと思うから、生きていけるんですね。
今はたくさんぼんに話しかけています。
胎動が返ってくるととても幸せな気持ちになれます。
by yuwamama (2010-10-27 13:58) 

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